《ラッキードラゴン》スペシャルクルーズ&《ウルトラ -黒い太陽- 》体験ツアー
 
2009年9月20日(日曜)晴れ

大阪では『水都大阪2009』というアートイベントを8月22日からしてまして、そのイベントの一つ
《ラッキードラゴン》スペシャルクルーズ&《ウルトラ -黒い太陽- 》体験ツアー ってのに行ってきました。
ゲストは、毎回かわりまして20日は明和電機の社長です。

コースは2つ。Aコースは中之島から造船所跡地まで、Bコースはその逆。
私はBコースに参加。

14:00、北加賀屋にある名村造船所跡地集合
14:30、Aコースの人たちとラッキードラゴンのパフォーマンス鑑賞

消防法の関係で、敷地内でしか火が噴けない。
水都大阪2009の期間中、何度か中之島で火を噴くパフォーマンスはありますが、なかなか自由にできないようです。
でもね、造船所内ではこれでもか!って火を噴いてました。



それが、あっついの。火が熱いのは当たり前。
アレだけの距離があるのに、熱気が来る。
燃料の臭いが鼻をつく。
長く火を噴くと「あつあつあつあつ、、、」と
あっちこっち丁稚に出てた赤ふんの人みたいに言ってしまう。
水も出す。

マッチポンプだ!(和製英語だと最近知ったよ)

自分で火をつけて、消火も出来る。一家に一台?ドラゴンボート。

さて、その後A/B両コースで「黒い太陽」鑑賞

  

ま〜強烈ですわ。大きな鉄のウニの中に高周波・高電圧を発生させる機械(テスラコイル)が置いています。
ヤノベさんの号令とともに、後ろから大音響で怪しげな音楽が流れ五臓六腑に響きます。
バリバリ!ゴロゴロ!目の前で稲妻が走ります。

今回、小さなお友達は居なかったけど、居たら泣くわな〜。ちょっと胃にきます。

放電が終わってから中を覗くと、ところどころ穴が空いています。
昼間だったから鉄板から光がさしこんでるのでよく分かります。
写真の大きな穴じゃなくて、放電した時に開いたんじゃないかな?って1センチ弱の穴。
それがプラネタリウムみたいに光が差し込んできて、綺麗なんです。

夜のほうが迫力あって良いって言いますが、昼間も色んな鑑賞方法があるので、是非ともどうぞ。
ただし、この作品はスペシャルクルーズに乗るか、10月のココでするイベントに参加しないと見れま
せん。だから〜、このクルーズ、お勧めです!


15:30、乗船。乗船まで時間があったので、あっちこっち探検。
一歩間違えば海!みたいな所で、撮影大会&工場萌。

今回乗った船は、天井と横の壁が動いてとっても見晴らしのいい船となります。
え、、、9月半ばとはいえ、紫外線がとっても強いので、顔がヒリヒリ!
スカーフでまちこ巻きなんてしながら、と思ったら風 強い!
スカーフなんて、一発で顔に張り付く、剥がすと髪がメデューサ状態。
明和のファンの人と同じ席についてたので、全員にメンチ切って石にしてやりました。ほほほ!

造船所敷地内というか海なんですが、そこではまだ火を噴けるので、
船から大阪湾に向かって火を噴くドラゴンを鑑賞。
子供の頃怖かったキングギドラとか、キングギドラとか、、、え、、、
怪獣系の名前が出てこないけど、男の子なら目を輝かせる事でしょう。

一番喜んでたのは、作者本人です。
「めっちゃかっこえ〜」「超すごい!」を連呼。
私もそれ以外の表現する言葉が見当たらず「めっちゃすごい」しか思いつかなんだ。

木津川を上っていく。
大阪には今も渡し舟が活躍しています。橋をかけるより安いから。
渡し舟には自転車ごと乗って、通学する学生も多くいます。
そういうのを見ると何故か『手を振りたくなる』
そして、そういう人に対して『手を振り返してくれる』のが大阪。

渡し舟の人だけじゃなく、偶然橋の上を通りかかったご婦人(おばちゃん)が、
何か変なもん来たな?とじ〜と見る。人が乗ってる。手を振る。
ごく当たり前に、にっこり笑って手を振る。

大人も子供も、男も女も。なんか手を振ってしまう。

関東/山陽方面から来た明和仲間が、こういうところが良いよね、大阪だよね、って。



船内では、「トらやん」誕生秘話、ヤノベ少年はどんな少年だったか?、大学時代は?
万博跡地での国際美術館での展示、そこからの変化など、今はまだツアー中なので、
ツアーに参加して直接話を聞いてね。
とってもとっても秘密の写真もあるよ〜。


で、どんどん見たことのある風景が見えてくる。
川の途中には今回のアートイベントで、川の堤防が殺風景なので
絵を公募して描いてもらおうという企画があり、その作品も間近で見られます。
大阪ドームの近くにあるので、陸からも見える距離ですが、船からも見てね。

さて、なんばハッチ周辺では人が一杯。
そこで水を噴くパフォーマンスをする。
夕涼みしてた一般市民が、突然川岸に集まり、携帯で写真撮ってます。

そこでなにを思ったのか「私が作者です」と叫ぶヤノベさん。
「私が作りました」「私がヤノベです」と。



自分の作品に「めっちゃかっこええ〜」というところが、少年のように可愛らしかったけど、
自分の作品を前にびっくりする人に「私が作りました」って言うのもステキです。

こういう子育てせなアカンねんやろね。
「良いの作ったね〜、すっごいね〜、上手に作ったね〜」と、母親はこう有りたいね。


ここでもまた、通りすがりの人たちが、手を振ってきます&振り返します。


そしてまた進み、次は道頓堀の橋の下をくぐり


最近綺麗に整備されたリバーサイドでまたまた水を噴く!
一般市民、観光客も多いし、お店の人も一杯出てきて写真撮ってます。

 

なんばハッチでの一連の事が再び、デジャブのように、、、


船はどんどん川を上ります。途中水門が2箇所通過します。
一箇所は東横堀。2箇所目は道頓堀の水門。
大阪湾と川の水位が違うので、その調節の為です。
このツアー期間中は、特別な通航証明書がもらえます。

 
大阪の水門には、水位が調節できてないのに、船が勝手に進まないよう、踏切のような放水があります。


これは役所の人が考えた工夫で、せっかちな大阪人の行動をよく考えてますね。

この頃になると夕焼けが綺麗な時間になってきます。
中之島に着く頃には、ドラゴンが夕日をバックにとっても美しい。

八軒屋(天満橋)に係留されてるアヒルに火を噴いて!と願いつつ、
初日にバーストしたアヒルに火は厳禁だから水を噴いてました。
アヒルが「顔がぬれて力がでないよ〜」って言ったかどうかは不明。


ちょうど時間となりました〜、で下船。

京阪のなにわ橋駅に近かったので、そのまま「B1」と「中之島図書館」と「大阪市庁」に行き、
ヤノベさんの作品鑑賞。

もう、どっぷりアートにつかった1日でした。

このスペシャルクルーズは、10月まであるのでご興味のある方は是非どうぞ。
http://www.yanobe.com/suito/